
橋本喜一朗
Kiichiro Hashimoto
教授、理学博士
- 1974年京都大学理学部卒業
- 1980年東京大学大学院修了
- 1980年学術振興会特別研究員
- 1981年東京大学理学部助手
- 1984年早稲田大学理工学部専任講師
- 1986年同助教授
- 1992年より現職
- 専門分野:代数学(数論幾何学)および保型函数論
- 主要担当科目:代数学基礎、応用代数学、特殊関数の数理
- 著書:数学七つの未解決問題(共著、森北出版、2002年)
研究内容
数論的幾何学、特に代数曲線とアーベル多様体および、関連する「ガロア群の表現」の研究を中心テーマとしています。谷山・志村予想の一般化とその検証が主要課題ですが、有理数係数の方程式(楕円曲線) y2 = x3 + ax + b の有理数解の多さをL-関数と呼ばれる特殊関数の零点と関連付ける「バーチ=スインナートン・ダイアー予想」には百万ドルの賞金が掛けられています。最近は「ガロアの逆問題」の構成的研究にも関心があります。

Klein曲線とその一意化